「三日月物語」


遠い昔男は思いました 今宵の月はとても綺麗だな

誘われる様にその男は 月のほうへ歩きました


そして三日月の下で美しい女に出会いました


夜空に輝く三日月の下で 出会った二人はやがて恋に落ちたとさ

遠い月夜の話


やがていつの間にか月日は流れ とてもとても幸せな日々の中

突然女は言いました

もうすぐ私月に帰らなければ だからだから本当にごめんね


そして三日月の夜に 月からの迎えが訪れてしまった

悲しい夜だから涙が溢れたよ 本当にこれでサヨナラなの


夜空に輝く三日月の下で 別れた二人は約束を交わしたとさ

いつか僕ら 年を取っても

おばあさんになった君が待ってる月まで迎えに行くよ